「毎日メールを確認するのが面倒」「重要なメールを見落としてしまう」と感じたことはありませんか?
OpenClawにはgog(Google Workspace CLI)の使い方ガイド(スキル)が最初から同梱されており、gog本体をインストールして認証するだけですぐに使い始めることができます。
この記事では、gogのインストールから認証設定、OpenClawとの連携方法を実例付きで解説します。
この記事で分かること
・OpenClawのgogスキルとは何か
・Google Cloud ConsoleでOAuth認証情報を作成する手順
・Gmailの未読確認・送信・検索コマンド
・OpenClawと連携してメール管理を自動化する方法
OpenClawのgogスキルとは
gogはGoogle Workspace(Gmail・Calendar・Drive等)をターミナルから操作できるCLIツールです。
OpenClawにはgogの使い方ガイド(SKILL.md)がインストール時から同梱されています。これにより、gog本体をインストールして認証するだけで、OpenClawがgogの使い方を把握した状態で動き始めます。
ターミナルで openclaw skills list を実行すると、gogスキルが「ready(準備完了)」として表示されます。
openclaw skills list
出力例:
✓ ready 🎮 gog Google Workspace CLI for Gmail, Calendar, Drive... openclaw-bundled
gogスキルで操作できるサービスは以下の通りです。
- Gmail — メール検索・送信・返信・下書き作成
- Calendar — 予定の確認・作成・更新
- Drive — ファイル検索
- Sheets — スプレッドシートの読み書き
- Docs — ドキュメントの内容取得・エクスポート
- Contacts — 連絡先の一覧取得
前提条件
この記事ではOpenClawのインストールとMacでのHomebrew(brew)が使える状態を前提としています。
まだの方はこちら:
・【Mac版】OpenClawをインストールして最初のチャットをするまでの完全手順
・MacにHomebrewをインストールする方法
Step 1: gog本体をインストールする
OpenClawにはgogのSKILL.mdが同梱されていますが、実際にコマンドを実行するにはgog本体(CLIバイナリ)のインストールが別途必要です。ターミナルで以下のコマンドを実行します。
brew install steipete/tap/gogcli
インストール後にバージョンを確認します。
gog --version
0.12.0などのバージョン番号が表示されればインストール成功です。
Step 2: Google Cloud ConsoleでOAuth認証情報を作成する
gogでGmailを操作するには、Google Cloud ConsoleでOAuth認証情報を発行する必要があります。少し手順が多いですが、一度設定すれば以降は不要です。
プロジェクト作成 → Gmail API有効化
- 1. Google Cloud Console にアクセスする
- 2. 画面上部の「プロジェクトの選択」→「新しいプロジェクト」でプロジェクトを作成する(名前は何でもOK)
- 3. 左メニューの「APIとサービス」→「ライブラリ」から「Gmail API」を検索して有効にする
OAuthクライアントIDを発行する
- 4. 「APIとサービス」→「認証情報」→「認証情報を作成」→「OAuthクライアントID」を選択
- 5. 「同意画面の設定」を求められたら「外部」を選択して必須項目(アプリ名・サポートメール)を入力
- 6. 「スコープ」はデフォルトのまま進む
- 7. 「テストユーザー」に自分のGmailアドレスを追加する(重要)
- 8. 認証情報作成に戻り、「アプリケーションの種類」は「デスクトップアプリ」を選択
- 9. 「client_secret_〇〇.json」をダウンロードする
Step 3: gogにOAuth認証情報を登録してGoogleアカウントを認証する
ダウンロードしたclient_secret.jsonをgogに登録します。
gog auth credentials ~/Downloads/client_secret_〇〇.json
次に、Googleアカウントを認証します。ブラウザが自動で開きます。
gog auth add あなたのGmailアドレス --services gmail,calendar,drive
ブラウザで「Googleでログイン」→「許可」をクリックしてください。ターミナルに「Account added」と表示されれば完了です。
Step 4: 環境変数を設定して動作確認する
環境変数の設定(必須)
~/.zshrcに以下を追加します。
export GOG_ACCOUNT=あなたのGmailアドレス
export GOG_KEYRING_BACKEND=file
GOG_KEYRING_BACKEND=fileを設定しないと、ターミナル環境でコマンドがハングする場合があります。必ず設定してください。source ~/.zshrc
動作確認
# 直近7日のメールを10件確認
gog gmail search 'newer_than:7d' --max 10
# 未読メールを確認
gog gmail search 'is:unread' --max 5
メール一覧が表示されれば設定完了です。
主要コマンドの使い方
メールを検索・確認する
# 特定の送信者からのメール
gog gmail search 'from:support@example.com' --max 10
# 件名で検索
gog gmail search 'subject:請求書' --max 5
# 今日届いたメール
gog gmail search 'newer_than:1d' --max 20
メールを送信する
gog gmail send --to 宛先@example.com --subject "件名" --body "本文"
カレンダーと組み合わせる
# 今週の予定を確認
gog calendar events primary \
--from 2026-03-24T00:00:00+09:00 \
--to 2026-03-31T00:00:00+09:00
OpenClawと連携してメール管理を自動化する
活用例①:重要メールを毎朝Discordに通知する
gogスキルが有効になったら、OpenClawのチャットに話しかけるだけでメール管理を自動化できます。
毎朝8時に未読メールを確認して、重要そうなものをDiscordに知らせてください。
OpenClawがcronジョブを自動で設定して、毎朝メールをチェックしてくれます。
活用例②:特定の送信者のメールを自動でチェックする
example@gmail.comからのメールが来たら教えてください。
ハートビート機能と組み合わせることで、特定の送信者からのメールを定期的に監視できます。
活用例③:HEARTBEAT.mdで定期メールチェックを設定する
OpenClawのHEARTBEAT.mdに以下を追記すると、定期的にメールチェックを行えます。
### メールチェック
- gog gmail search 'is:unread newer_than:1d' --max 10 を実行
- 重要なメールがあればDiscordに報告する
OpenClawのcronとハートビートについて詳しくはこちら:
→ OpenClawでスケジュール管理する方法【リマインダー・定期通知・タスク管理を自動化】
まとめ
この記事では、OpenClawのgogスキルを使ってGmailを自動化する手順を解説しました。
- ✅ gogのSKILL.md(使い方ガイド)はOpenClawインストール時から同梱されていると分かった
- ✅ gog本体(CLI)は
brew install steipete/tap/gogcliで別途インストールが必要だと分かった - ✅ Google Cloud ConsoleでOAuth認証情報を作成する手順が分かった
- ✅ テストユーザーへの追加が必須だと分かった
- ✅ cronやハートビートと組み合わせてメール管理を自動化できると分かった
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参照・公式リンク
この記事は以下の公式情報を参照して作成しています。

