OpenClaw は Claude、GPT、Gemini など複数のAIモデルを切り替えて使えるAIエージェントです。
モデルを使い分けることで、タスクに最適なAIを選べるようになります。
この記事では、チャットから瞬時に切り替える方法から、設定ファイルでデフォルトを固定する方法まで、順を追って解説します。
この記事で分かること
- OpenClawで使えるAIモデルの種類と認証方式の違い
/modelコマンドでチャットからモデルを切り替える方法- 設定ファイルでデフォルトモデルを変更する方法
- Anthropic・OpenAI・Google 各プロバイダーの認証設定手順
- エイリアスを使って短縮名でモデルを呼び出す方法
前提条件
この記事では OpenClaw がインストール済み であることを前提としています。まだの方は先にセットアップを済ませてください。
まだの方はこちら:
・【Mac版】OpenClawをインストールして最初のチャットをするまでの完全手順
・【Windows版】OpenClawをWSL2でインストールして最初のチャットをするまでの完全手順
・OpenClaw入門:インストールから使い方まで完全ガイド【2026年最新】
OpenClawで使えるAIモデルの種類
OpenClaw は複数のAIプロバイダーに対応しています。
用途や予算に合わせてモデルを選ぶことが重要です。
主要プロバイダー一覧
現在 OpenClaw が対応している主なプロバイダーは以下の通りです。
- Anthropic (Claude) — provider:
anthropic/ モデル例:anthropic/claude-sonnet-4-6 - OpenAI Codex (GPT) — provider:
openai-codex/ モデル例:openai-codex/gpt-5.3-codex - Google (Gemini) — provider:
google/ モデル例:google/gemini-3-pro-preview
例えば
anthropic/claude-sonnet-4-6 のようにスラッシュで区切ります。
認証方式の違い(APIキー vs サブスク)
各プロバイダーによって認証方式が異なります。
事前に確認しておきましょう。
- Anthropic (Claude):APIキーのみ対応(サブスク不可)
- OpenAI Codex:ChatGPT/Codex サブスクのOAuth認証 と APIキーの両方に対応
- Google (Gemini):APIキーのみ対応
2026年2月、Anthropic は第三者ツールでの setup-token(サブスク連携)利用を公式に禁止しました。
Anthropic を使う場合は必ず APIキー方式 を利用してください。
OpenClaw 対応AIモデルのステータス一覧
チャットからモデルを切り替える(/model コマンド)
OpenClaw では チャット中にいつでも モデルを切り替えられます。
設定ファイルを編集しなくても、コマンド一つで変更できます。
/model コマンドの使い方
まず現在使えるモデルの一覧を表示してみましょう。
チャット入力欄に以下のコマンドを入力します。
/model
または以下でも同じ結果が表示されます。
/model list
現在選択中のモデルを確認したい場合は次のコマンドを使います。
/model status
provider/model 形式で直接指定することも可能です。
/model openai-codex/gpt-5.3-codex
provider/model-name の形式で入力してください。プロバイダー名とモデル名の間は スラッシュ(/) で区切ります。
モデル番号で選ぶ方法
/model を実行すると番号付きのリストが表示されます。
番号を指定するだけで素早く切り替えられます。
/model 3
上記の例では、リストの3番目のモデルに切り替わります。
よく使うモデルの番号を覚えておくと作業がスムーズになります。
デフォルトモデルを設定する(設定ファイル編集)
毎回 /model で切り替えるのが面倒な場合は、設定ファイルでデフォルトモデルを固定できます。
設定ファイルは openclaw.json(または openclaw.jsonc)です。
primary モデルの変更方法
設定ファイルの agents.defaults.model.primary に使いたいモデルを指定します。
{
agents: {
defaults: {
model: {
primary: "anthropic/claude-sonnet-4-6"
}
}
}
}
この設定をすると、起動時から常に指定したモデルが使われます。
フォールバックモデルの設定
プライマリモデルが利用できない場合に備えて、代替モデルを設定できます。
これを フォールバック と呼びます。
コマンドラインからフォールバックを追加する場合は以下を実行します。
openclaw models fallbacks add openai-codex/gpt-5.3-codex
設定ファイルに直接書く場合は以下のように記述します。
{
agents: {
defaults: {
model: {
primary: "anthropic/claude-sonnet-4-6",
fallbacks: ["openai-codex/gpt-5.3-codex"]
}
}
}
}
プライマリが失敗した場合、リストの上から順に試みられます。
プロバイダー別 認証設定
モデルを利用するには、各プロバイダーの認証設定が必要です。
プロバイダーごとに手順が異なるので確認しましょう。
Anthropic(Claude)— APIキーのみ対応【サブスク不可】
Anthropic の Claude を使うには APIキー が必要です。
APIキーは Anthropic Console から取得できます。
- https://console.anthropic.com/ にアクセスしてサインインする
- 「API Keys」メニューから新しいキーを作成する
- 表示されたキーをコピーする(一度しか表示されません)
- 以下のコマンドで環境変数にセットする
export ANTHROPIC_API_KEY="sk-ant-xxxxxxxxxxxxxxxx"
永続的に設定したい場合は ~/.zshrc または ~/.bashrc に追記してください。
echo 'export ANTHROPIC_API_KEY="sk-ant-xxxxxxxxxxxxxxxx"' >> ~/.zshrc
source ~/.zshrc
OpenClaw の設定ファイルに直接書く場合は SecretRef 形式 を使うと安全です。
環境変数を参照させる形式なので、APIキーがファイルに平文で残りません。
{
agents: {
defaults: {
model: { primary: "anthropic/claude-sonnet-4-6" }
}
},
env: {
ANTHROPIC_API_KEY: { source: "env", provider: "default", id: "ANTHROPIC_API_KEY" }
}
}
2026年2月以降、Anthropic は第三者ツールでの setup-token 利用を公式禁止しました。
openclaw onboard --auth-choice token のような方法は現在使用できません。必ず 環境変数
ANTHROPIC_API_KEY によるAPIキー認証を使ってください。
OpenAI Codex(GPT)— ChatGPTサブスクでもOK
OpenAI Codex は ChatGPT/Codex のサブスクリプション で認証できます。
OpenAI は外部ツール(OpenClaw)での利用を 公式に許可 しています。
OAuthでログインする場合は以下を実行します。
openclaw onboard --auth-choice openai-codex
コマンドを実行するとブラウザが開き、OpenAIのログイン画面が表示されます。
ChatGPTアカウントでログインすれば認証が完了します。
APIキーで認証したい場合は環境変数を設定します。
export OPENAI_API_KEY="sk-xxxxxxxxxxxxxxxx"
openai になります。サブスク認証の場合は
openai-codex を使います。
Google(Gemini)— APIキー
Google Gemini を使うには APIキー が必要です。
APIキーは Google AI Studio から無料で取得できます。
- https://aistudio.google.com/ にアクセスしてサインインする
- 「Get API key」からキーを作成する
- 以下のコマンドで環境変数にセットする
export GEMINI_API_KEY="AIzaxxxxxxxxxxxxxxxx"
OpenClaw のオンボードコマンドを使う場合は以下を実行します。
openclaw onboard --auth-choice gemini-api-key
まずは無料枠で試してから、必要に応じて有料プランに移行しましょう。
モデルエイリアスを設定する(短縮名で呼び出す)
モデルのフルネームを毎回入力するのが面倒な場合は、エイリアス(短縮名) を設定できます。
設定ファイルの agents.defaults.models に追記します。
{
agents: {
defaults: {
model: {
primary: "anthropic/claude-sonnet-4-6"
},
models: {
"anthropic/claude-sonnet-4-6": { alias: "Sonnet" },
"anthropic/claude-opus-4-6": { alias: "Opus" },
"openai-codex/gpt-5.3-codex": { alias: "GPT" }
}
}
}
}
設定後は /model リストにエイリアス名が表示されるようになります。
チャットでも短い名前で切り替えられて便利です。
models にエントリを追加すると、それが 「許可リスト」 として機能します。リストに記載されていないモデルは
/model コマンドで選択できなくなります。使いたいモデルはすべてリストに追加しておきましょう。
OpenClawをDiscord・Slack・複数チャンネルで使う方法
まとめ
この記事では OpenClaw のモデル切り替え方法をまとめました。
以下のチェックリストで確認しましょう。
- ✅
/modelコマンドでモデル一覧を表示できた - ✅
/model [番号]または/model [provider/model]で切り替えができた - ✅
openclaw.jsonのprimaryにデフォルトモデルを設定できた - ✅
fallbacksで代替モデルを設定できた - ✅ 使いたいプロバイダーの認証設定が完了した
- ✅ エイリアスを設定して短縮名で呼び出せるようになった
関連記事:
・MacにOpenClawをインストールする方法
・WindowsへのOpenClawインストール(WSL2対応)
・DiscordにOpenClawを連携する方法
・OpenClaw 初心者ガイド
・OpenClawをDiscord・Slack・複数チャンネルで使う方法
・OpenClaw 対応AIモデルのステータス一覧
参照・公式リンク
この記事は以下の公式情報を参照して作成しています。

