この記事では、OpenClawをiMessageと連携して、iPhoneやMacのメッセージアプリからAIアシスタントを使えるようにする手順を解説します。
iMessage連携を設定すれば、普段使いのApple端末のメッセージアプリでそのままOpenClawに話しかけられます。
⚠️ 注意:iMessage連携はlegacy(旧方式)です
現在、公式ドキュメントでは新規セットアップにはBlueBubbles連携が推奨されています。
この記事では引き続き動作する旧方式(imsgCLI)を使った手順を解説します。将来のバージョンで削除される可能性がある点にご注意ください。
この記事で分かること
・iMessage連携の仕組みと前提条件
・imsgCLIのインストール方法
・OpenClawの設定ファイルへの記述方法
・iPhoneから動作確認する手順
・よくあるトラブルと解決策
iMessage連携の仕組み
OpenClawのiMessage連携は、Mac上のimsgというCLIツールを経由して動きます。
- OpenClawのGatewayが
imsg rpcを起動し、JSON-RPCで通信 - Macにサインイン済みのApple IDのiMessageを使って送受信
- iPhoneやiPadから送ったメッセージが、Mac経由でOpenClawに届く
ポイント:MacがOpenClawのハブになります。Macの電源が入っていないと動作しません。外出中も使いたい場合は、Macを常時起動しておく必要があります。
前提条件
- OpenClawがMacにインストール済みであること(→ Mac版インストールガイド)
- MacにApple IDでサインインし、iMessageが有効になっていること
- Homebrewがインストール済みであること(→ Homebrewインストールガイド)
- macOS 12 Monterey以降
ステップ1:imsg CLIをインストールする
ターミナルを開いて、以下のコマンドを実行します。
brew install steipete/tap/imsg
インストールが完了したら、動作確認します。
imsg rpc --help
ヘルプが表示されれば正常にインストールされています。
ステップ2:macOSのアクセス権限を付与する
iMessage連携には2つのmacOS権限が必要です。
フルディスクアクセス
OpenClawがMessagesのデータベース(chat.db)を読み取るために必要です。
- 「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「フルディスクアクセス」を開く
- 画面右下の「+」ボタンをクリックする(ロックアイコンが表示されている場合は先にクリックして解除)
- Finderの「アプリケーションに移動」ダイアログが開くので、キーボードで「Command + Shift + G」を押す
- パス入力欄に
/usr/local/binと入力してEnter(Apple Siliconの場合は/opt/homebrew/bin) - ファイル一覧から
imsgを選択して「開く」をクリック - リストに追加されたら、
imsgのトグルをオンにする
補足:「+」ボタンを押すとFinderが開きますが、デフォルトではアプリケーションフォルダが表示されます。
imsgはアプリではなくコマンドラインツールなので、「Command + Shift + G」で直接パスを入力する必要があります。
オートメーション権限
メッセージ送信のためにMessages.appを操作する権限です。初回実行時に自動でダイアログが表示されます。
補足:権限ダイアログが表示されない場合は、ターミナルで以下を実行してください。手動で権限確認のトリガーになります。
imsg chats --limit 1
ステップ3:OpenClawの設定ファイルを編集する
OpenClawの設定ファイル(~/.openclaw/config.json5)を開いて、iMessageの設定を追加します。
nano ~/.openclaw/config.json5
channelsセクションに以下を追加してください。
{
channels: {
imessage: {
enabled: true,
cliPath: "/usr/local/bin/imsg",
dbPath: "/Users/あなたのユーザー名/Library/Messages/chat.db",
},
},
}
補足:
あなたのユーザー名の部分は実際のmacOSのユーザー名に置き換えてください。ユーザー名はターミナルでwhoamiを実行すると確認できます。
Apple Siliconの場合:Homebrewのインストール先が異なる場合があります。
which imsgで実際のパスを確認してcliPathに指定してください。which imsg
ステップ4:Gatewayを再起動する
設定を反映させるためにOpenClaw Gatewayを再起動します。
openclaw gateway restart
または一度停止してから起動します。
openclaw gateway stop
openclaw gateway start
ステップ5:ペアリングを承認する
iMessageからOpenClawにメッセージを送ると、ペアリングリクエストが届きます。以下のコマンドで確認・承認します。
openclaw pairing list imessage
リクエストのコードが表示されたら承認します。
openclaw pairing approve imessage <CODE>
注意:ペアリングリクエストは1時間で期限切れになります。時間内に承認してください。
ステップ6:iPhoneから動作確認する
iPhoneのメッセージアプリを開いて、OpenClawに設定したApple IDのアドレスへメッセージを送ってみましょう。
こんにちは!
OpenClawから返信が来れば連携成功です🎉
困ったときは
返信が来ない
- MacのOpenClaw Gatewayが起動しているか確認:
openclaw gateway status - フルディスクアクセスが付与されているか確認
- Macがスリープしていないか確認
「cliPath not found」エラー
which imsgでimsgのパスを確認し、設定ファイルのcliPathを修正
権限ダイアログが出ない
- ターミナルで
imsg chats --limit 1を実行して手動でトリガー - 「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「オートメーション」を確認
ペアリングコードが見つからない
openclaw pairing list imessageで再確認- 1時間以上経過した場合は、iPhoneから再度メッセージを送ってリクエストをやり直す
まとめ
この記事では、OpenClawとiMessageの連携手順を解説しました。
- ✅
imsgCLIをHomebrewでインストール - ✅ macOSのフルディスクアクセス・オートメーション権限を付与
- ✅ 設定ファイル(
config.json5)にiMessage設定を追加 - ✅ Gateway再起動 → ペアリング承認 → iPhoneから動作確認
Apple端末をお使いの方は、普段のメッセージアプリでそのままAIアシスタントが使えるようになります。ぜひ試してみてください!
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参照・公式リンク
この記事は以下の公式情報を参照して作成しています。
