この記事について
この記事では、OpenClawをTelegramと連携して、スマホのTelegramアプリからAIアシスタントを使えるようにする手順を解説します。
Discord連携の記事も公開していますが、Telegramの方がスマートフォンユーザーには使い勝手が良く、設定もシンプルです。
この記事で学べること
・TelegramボットをBotFatherで作成する方法
・OpenClawの設定ファイルにトークンを追加する方法
・スマホのTelegramからペアリングする方法
・グループチャットでの利用設定
前提条件
OpenClawのインストールが完了していること。まだの方は先にMac版またはWindows版のセットアップ記事をご覧ください。
なぜTelegramがおすすめなのか
OpenClawはDiscordやTelegramなど複数のチャットアプリと連携できます。その中でもTelegramをおすすめする理由があります。
- スマホアプリが軽くて速い — iOSもAndroidも動作が軽快
- ボット作成が簡単 — BotFatherというボットに話しかけるだけ
- プライバシーが高い — エンドツーエンド暗号化(秘密のチャット機能)
- 無料・広告なし — 基本機能はすべて無料で広告もない
- Discordアカウント不要 — Telegramだけあれば連携できる
ステップ1:TelegramでBotFatherを使ってボットを作成する
Telegramのボットは「BotFather」という公式ボットを通じて作成します。
1-1. BotFatherを開く
TelegramアプリでBotFatherを検索して開きます。
- Telegramアプリの検索バーに 「BotFather」 と入力
- 青いチェックマーク(✓)付きのアカウントを選ぶ(公式ボット)
- 「スタート」または
/startを送信
⚠️ 偽物に注意:ユーザー名が @BotFather で青いチェックマークがついているものが本物です。
1-2. 新しいボットを作成する
/newbotと送信する- ボットの表示名を入力(例:「My OpenClaw」)
- ボットのユーザー名を入力(末尾に 「bot」 が必要。例:「my_openclaw_bot」)
設定が完了すると、BotFatherから以下のようなメッセージが届きます。
Done! Congratulations on your new bot. You will find it at t.me/my_openclaw_bot.
Use this token to access the HTTP API:
123456789:ABCdef...(これがボットトークン)
⚠️ ボットトークンは絶対に他人に見せないでください。 このトークンがあれば誰でもボットを操作できてしまいます。
ステップ2:OpenClawの設定ファイルにトークンを追加する
取得したボットトークンをOpenClawの設定ファイルに追記します。
設定ファイルを開く
ターミナル(Mac)またはWSL2(Windows)で以下を実行します。
openclaw configure
または直接設定ファイルを編集します。
nano ~/.openclaw/openclaw.json
Telegramの設定を追加する
設定ファイルに以下の内容を追加します。YOUR_BOT_TOKEN の部分をBotFatherから受け取ったトークンに置き換えてください。
{
"channels": {
"telegram": {
"enabled": true,
"botToken": "YOUR_BOT_TOKEN",
"dmPolicy": "pairing"
}
}
}
dmPolicy の説明:
pairing(デフォルト): ペアリングコードで認証したユーザーのみ利用可能。最もセキュア。
open: 誰でも利用可能。公開ボットにする場合に使用。
設定を反映する
ゲートウェイを再起動して設定を読み込みます。
openclaw gateway restart
ステップ3:TelegramからDMを送ってペアリングする
設定が完了したら、スマホのTelegramアプリからボットにDMを送ります。
3-1. ボットにDMを送る
- Telegramアプリでボットのユーザー名(例:
@my_openclaw_bot)を検索 - ボットのプロフィールを開いて 「メッセージを送る」 をタップ
- 「hello」や「こんにちは」など何でもOK です。メッセージを送信してください
3-2. ペアリングコードを受け取る
ボットから4〜6桁の ペアリングコード が返ってきます。
3-3. OpenClawでペアリングを承認する
Mac(またはWSL2)のターミナルで以下を実行してペアリングを承認します。
# ペアリング待ちの一覧を確認
openclaw pairing list telegram
# コードを承認(XXXXの部分に実際のコードを入力)
openclaw pairing approve telegram XXXX
承認後、TelegramからAIに話しかけられるようになります。
⏱️ ペアリングコードの有効期限は 1時間 です。時間内に承認してください。
動作確認してみよう
ペアリングが完了したら、Telegramボットに何か話しかけてみましょう。
今日の東京の天気を教えて
AIからの返答が届けば連携成功です🎉
オプション:グループチャットで使う場合
TelegramのグループにOpenClawボットを追加して、グループチャットでも利用できます。
グループへの追加手順
- Telegramのグループの設定を開く
- 「メンバーを追加」でボットのユーザー名を検索して追加
- ボットをグループ管理者に設定(全メッセージを受信するために必要)
プライバシーモードの設定
Telegramのボットはデフォルトで「プライバシーモード(ON)」になっており、グループ内のすべてのメッセージを受信できません。グループで利用する場合は以下のどちらかを設定してください。
BotFatherで設定する場合:
/setprivacy → ボット名を選択 → Disable
または、ボットをグループの管理者に設定することでも同じ効果が得られます。
OpenClaw側の設定
ターミナルで以下のコマンドを実行して設定します。
openclaw config set 'channels.telegram.groups' '{"*": {"requireMention": true}}' --json
または、TelegramのDMでOpenClawにこう伝えてもOKです:
「Telegramのグループでも返答できるように設定して」
Discord連携との違い
OpenClawはDiscordとTelegramの両方と同時に連携できます。それぞれの特徴をまとめます。
- Telegram: スマホ操作が中心の方に最適。セットアップが簡単
- Discord: PC・スマホ両方を使う方に最適。サーバー機能が豊富
Discord連携の手順はこちらの記事で解説しています。
まとめ
OpenClawとTelegramの連携手順をまとめます。
- ✅ BotFatherで
/newbotを実行してボットトークンを取得 - ✅ OpenClawの設定ファイルにトークンを追加
- ✅ ゲートウェイを再起動
- ✅ TelegramボットにDMを送ってペアリングコードを受け取る
- ✅
openclaw pairing approve telegram XXXXでペアリング承認
設定完了後はスマホのTelegramからいつでもAIに話しかけられます。外出先でもAIアシスタントを活用できる環境が整いました。
他のチャットアプリとの連携方法も解説しています。
参照・公式リンク
この記事は以下の公式ドキュメントを参照して作成しています。

